パッチお父さんの持病
逆くしゃみ症候群とは・・・。
逆くしゃみ症候群(Reverse Sneeze Syndrome)について
一般的に短頭種(パグやチワワ)などの小型犬に多い症状と報告されていますが、犬種や若老齢犬種に限らず、すべての犬種で見られます。
まだ原因も治療法も良く判っていない疾患です。
逆くしゃみ症候群は10秒から2分くらいの間、鼻孔から一定の早さで大きく息を吸い込みます。事前に発作を予測することは出来ません。
発作を起こした犬は通常頭を前に倒し、発作の間その場で静かにたたずんでいます。
発作を起こす事を除けば、一見なんら正常に見えます。
逆くしゃみ症候群で意識を失ったり、虚脱状態になることはありません。
それは炎症を起こした鼻腔および上部の呼吸器障害に関係しているかもしれません。
発作を起こした多くの犬が鼻腔内から意識的に粘液を(吸い込んで)取り除いているような行為をしていますし、実際、多くの犬が発作の終わりにごくんと呑み込む仕草をします。
発作は、命に関わる症状ではありませんが、完治はしません。
発作を起こすのが老齢犬に急に現われる場合、あるいは発作を頻繁におこす場合は、逆くしゃみ症候群ではなく、他の疾患、鼻腔内および喉の疾患を検討すべきです。
【原因】
この逆くしゃみ症候群の明らかな原因は不明です。ただし、高齢での突然の発症や、症状が激しく回数が増すようでしたら、鼻腔や喉を調べなくてはなりません。
【治療】
発作が散発的で、稀にしか見られない場合、普通は治療の対象にはなりません。
喉をさすったり、胸を軽く押さえてやることで発作を軽くすることができます。
【予後】
通常は一生涯発作は繰り返されますが、様子を見ていても特に問題になることはありません。
その他、検索エンジンで『逆くしゃみ症候群』で検索してみてくださいねっ
発作の映像です。
興味のある方は、ご覧ください
(発作が起こってからカメラの電源を入れるので、間に合わない時が多いのですが、今日は撮れてました)
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